ぱぱまま通信簿

2017年3月に男の子を産んだままから見た、ぱぱまま育児の通信簿

0歳児の成長は比べようがないから安心して

子どもの頃から、学校の成績・容姿・就職先・結婚年齢などなど、色々なことで人は比べられてくる。私自身はむしろ人と比較・競争することでモチベーションを得るタイプなので積極的に戦える土俵を探している鬱陶しいタイプだったりする。(しかも負け戦とわかっている時には土俵にも上がらない)

 

その上で育児となるとなんだか子どものことを「自分が創り上げるモノ」のように、その成長スピードや質、ポイントなどにピリピリする人が多くなる。

お教室に早くから入れてみたり、児童館に通わせると成長が早くなるという噂が出たり・・・何が正解か悩む人も周りに多くいます。

 

0歳児、特に生後5か月以降の子どもの成長ステップ・スピードは「早い:遅い」ではなく「違う

 

今息子は生後7か月になったところだが、

・おすわりは一人では無理。

・ズリバイ無理。(バックはなぜかできる)

・つかまり立ちできる。

・歯が生えている。

・離乳食全然食べない。

こんな感じの成長状況である。

 

周りの子を見てみると、

・おすわりはできるけどズリバイは無理。

・歯が全く生えていない。

・うつぶせは得意なのに寝返りは全然しない。(5か月の子)

・おもちゃに興味を持たない。

・離乳食を一切食べない。

など、何かできれば何かできなかったり、性格によってみたり、

本当に様々である。

 

特に離乳食!

離乳食においてそのスピード感にはものすごくばらつきがある。

SNSを見ているとなかなか進まないことに焦っているママさんも多いようだが、

むしろそれが割合としては全体の大分部を占めるかもしれないくらい食べない子もよく見かける。

 

育児書や自治体からもらう資料には成長ステップが月齢に沿って書かれているため、そこから逸れると心配になることもあるが、赤ちゃんは大人が思っている以上にひとりひとりに個性があり、教科書通りにはいかないのだ。ひとつの道を一歩ずつ前へ進むのではなく、複雑に分かれ曲がる道をアイテムを回収しながら進んでいく。

 

SNSは「できた!」の見せ合い

 

SNSを開いてみると、うちの子がこんなことできるようになりました!という投稿をよく目にする。(なんなら私もあげている)これってマウンティングでは・・・と思うかもしれないが、特に今の時代においてママたちはみんな報告欲を持つようになっているのだと考えるようにした方が良い。

色んなことができるようになった子の投稿を見て焦るのではなく、自分の子どもの場合、人に教えたくなるようなよくできましたポイントってどこにあるんだろう?!とよく観察してあげることで、昨日までとの小さな違いにも気づいてあげられるのでは。

 

特に寝返り、おすわり、ズリバイ、ハイハイ、たっちあたりは0歳児においてSNSで報告したい報告欲くすぐり行動となるが、実際投稿ができるタイミングを気長に待つことで、ママも自分の子どもの成長を楽しめば良いのだ。

 

パパとママは自分の子どもの成長をしっかり見てあげるべき

 

体調やその骨格的な発達に問題がある場合を除き、子どもの成長は焦ってもどうにかなるものではなく、大人になった時にそれほど影響するものでもない。

 

私は現在スーパー運動音痴だが、3か月で寝返りをマスターし、ハイハイを覚えるのもかなり早かったらしい。

私の幼馴染で、身体の発達・言葉の発達ともにものすごく遅かった男の子は東大を出て現在NYで働いている。

0歳児の成長スピードがどうであったって、実は人生にそれほど影響しないのだ。

 

だからこそ、何かに当てはめるのではなく、その子の成長をしっかり見てあげることこそパパとママに大切なことだと思う。